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名建築を体感できる!江戸東京たてもの園

こんにちは、プランナーの菅原美湖です。
今回は、5月に訪れた東京都小金井市にある「江戸東京たてもの園」をご紹介します。

 

■アクセス:武蔵小金井駅 / 東小金井駅 / 花小金井駅からバス
小金井公園内にあり、JR中央線または西武新宿線3つの駅からバスで行くことができます。
今回はバスの武蔵小金井駅から西武バスに乗って向かいました。

住所:東京都小金井市桜町3-7-1
休園日:毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始
駐車場:小金井公園第1駐車場(有料)

江戸東京たてもの園
(画像引用:江戸東京たてもの園ウェブサイト https://www.tatemonoen.jp/

 

■江戸東京たてもの園とは?
1993年(平成5)、東京都江戸東京博物館の分館として、開設されました。
敷地面積約7haを擁する江戸東京たてもの園には、現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物が移築され、貴重な文化遺産として復元・保存・展示されています。

[西ゾーン]さまざまな建築様式の住宅が復元・展示されています

[センターゾーン]入口のビジターセンターや展示室があるほか、歴史を伝える建物が復元・展示されています

[東ゾーン]昔の商家・銭湯・居酒屋などから、下町の風情を楽しむことができます

江戸東京たてもの園
(画像引用:江戸東京たてもの園 園内マップ https://www.tatemonoen.jp/shisetsu/map.php

 

■園内には見どころ&”体感”どころがたくさん!
江戸東京たてもの園に展示されている建築には、実際に入ることができます。

・昭和初期の住宅とは思えないほど洗練された「常盤台写真場」
・明治以降の上流階級の生活が垣間見える「三井八郎右衞門邸」
・高橋是清の私邸であり2・26事件の現場ともなった「高橋是清邸」

など、さまざまな名建築の中に実際に入って体感することができるんです。
その中でも私が学生の頃に見て以来、変わらずに大好きなのが「前川國男邸」です。

 

■大好きで何度でも体感したい建築「前川國男邸」
日本の近代建築の発展に貢献した建築家・前川國男の自邸として、品川区上大崎に1942年(昭和17)に建てられた住宅です。

外観は切妻屋根の和風、内部は吹抜けの居間を中心に書斎・寝室を配した シンプルな間取りです。

前川國男邸
戦時体制下、建築資材の入手が困難な時期に竣工
限られた建築資材と建坪100㎡以下という制限の中で建てられました

 

前川國男邸
いざ前川國男邸へ!

 

前川國男邸
玄関からの視線を緩やかに遮る大谷石の外塀

 

前川國男邸
外壁と外塀のさりげないスリット

 

前川國男邸
北側外観 切妻の大屋根と黒く塗られた外壁

 

■室内はとにかく居心地が良かった!

前川國男はコンクリートを用いて機能性と合理性を追求したモダニズムの巨匠ですが、木造の自邸の室内はとても居心地が良かったです。
必要なものは全てあり、不要なものが一切ないんですね。

前川國男邸
サロンの大開口の格子窓 居心地の良さをぜひ体感してください

 

前川國男邸
モノトーンのタイル貼りのバスルーム

 

前川國男邸
書斎にはクロゼットだけでなく洗面もありました

 

■江戸東京たてもの園は、ウォーキング好きの方にもおすすめ!
以上、江戸東京たてもの園のご紹介でした。
建築やインテリア、歴史が好きな方に大変おすすめのスポットです。
また園内はとても広いので、歩きやすい服装と靴が必須です。
ご興味のある方は、ぜひ行ってみてくださいね!