大宮アルディージャの21位という残念な出来事がありましたが、年間通じて低空飛行だったため、あまり驚きはありません。来年J3で頑張りましょう。
さて、今回はマンションにおける換気について考えてみます。
打合せ時にお客様にお聞きすると、あまり意識されていない方が多いです。
当社でリノベーションされたお客様には復習になりますが、もう一度確認していただきたいと思います。
■1,換気の目的
換気の目的は『室内の空気を入れ替えること』です。
ではなぜ空気を入れ替える必要があるのでしょうか?
それは、
①人の呼吸に必要な酸素を外から取り入れるため
②湿気、ホルムアルデヒド、臭気などを除去するためです。
もしも換気設備が壊れていたら、室内の酸素は薄くなって一酸化炭素や二酸化炭素の濃度が上がり、水まわりの湿気はジメジメしたまま、トイレやペットなどの臭いもこもったままです。
新型コロナの流行から換気を意識される方が増えたことはよい傾向だと思います。
これからも積極的な換気をお勧めします。
■2,換気の方法
一般的なマンションにおける換気の方法には、
①窓を開ける自然換気
②換気設備を使う機械換気の2種類があります。
ここでは②の機械換気の特徴を確認します。
マンションの換気設備には、キッチンのレンジフード、浴室・洗面室・トイレの換気扇があります。
この換気設備を使って排気し、外壁面の自然給気口に付いている換気レジスターから給気をする方法を第3種換気といいます。
換気設備を動かすと室内が負圧になるため、換気レジスターから室内に外気が入ってくる仕組みです。
■3,換気設備と換気レジスターの使い方
浴室の換気扇、またはレンジフードについている常時換気(24時間換気)ボタンは、
文字通りつけっぱなしにしてください。
また、浴室やトイレの使用後は、どちらもドアを閉めた状態で換気扇をつけてください。
ガスコンロやIHクッキングヒーターを使用中は、レンジフードをつけてください。
それと同時に、換気レジスターは1年中開けっ放しにしてください。
ただし、フィルターが付いている場合は、月に1度は水洗いしないと目詰まりしますので、
忘れずにお願いします。
また、換気扇とレンジフードも定期的に清掃しましょう。
■4,一歩進んだ換気方法とは?
一般的な換気方法では、汚染された空気と一緒に部屋の熱も捨ててしまいます。
例えば夏は熱い外気が入ってきますし、冬は冷たい外気が入ってきます。
この熱の損失を防ぐのが熱交換器です。
当社が加盟している省エネリノベーション『エコキューブ』の仕様では、外壁面の自然給気口に、熱交換換気装置を取り付けます。
これからのマンションリノベーションには採用されることも多くなるのではないでしょうか?
以上、マンションにおける換気について振り返ってみました。
このお話は健康や住まいの快適性に直結する内容ですので、ぜひご家族で共有していただきたいと思います。