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リフォーム用クロスのえらびかた①

こんにちは、コーディネーターのKです。
今回は多くのお施主様が悩まれる壁紙・クロスについて詳しくお話したいと思います。

まず、住宅リフォームに使用する壁紙は大きく分けて2種類。
量産クロス1000番台クロスになります。

■量産クロス

メリット
①コスト面◎(大部分を貼るメインのクロスにピッタリ)
②ある程度の厚みがあり、リフォームに向いているものがほとんどである

デメリット
①種類がそこまで多くない

■1000番台クロス

メリット
①色や柄の種類が豊富にある

デメリット
①名前の通り1000円/m以上する為、コスト面△(メインのクロスで使用すると量産との差額が大きくなりやすい)
②リフォームに不向きの壁紙が多く、選定が大変になりやすい

■メインクロスを選ぶには

・量産クロスではリリカラ『XR』からお選びいただく(全てがリフォームに適しています)2024.12現在
 他量産クロスでは、厚みをその都度確認させていただいています。
・(1000番台から選ばれる時は)リフォームに適したクロスをお選びいただく

と、お願いしております。
各社が発行している1000番台の中でもリフォームに特化したものを集めたサンプル集がこちらになります

■なぜ厚い壁紙でないといけないのか?

まず、新築と異なり中古マンションのリフォームの場合
壁の下地である石膏ボードから既存の壁紙を剥離し、パテで補修し、上から新規のクロスを貼ります。

つまり下地の石膏ボードはそのまま再利用します
(新しくすることもできますが材料代と工賃がかかる為、再利用できる状態であればそのまま使用するのが一般的です)

壁紙をはがすと1枚目の写真のような状態になり、表面が荒れています

2枚目の写真は躯体(コンクリート)にそのまま壁紙を貼っている事が分かります。

↑左右の黄土色の部分は新規の下地ボード。奥の面は既存の下地ボードです。
これだけでも貼りやすさ貼りにくさが分かります。

こういった下地の段差があるところに薄い壁紙を貼ると仕上がりも悪く、
施工も非常に困難を来たします。

その為、リフォームの現場では特に厚手の壁紙が必須となります。

→リフォーム用クロスのえらびかた②へ続く